モンシロチョウ:シロチョウ科

チョウ
  • モンシロチョウ:Pieris rapae
  • 生息地域:日本全国
  • 季節:3月~11月

モンシロチョウ:Pieris rapaeは、日本で一般的にみられるシロチョウ科のチョウの一種です。

春先になるとひらひらと現れて、草花にとまって蜜を吸う姿がみられます。

モンシロチョウは前翅の長さが3センチメートルくらいのチョウで、その名の通り白い翅(はね)に黒い紋(もん)の模様があるのが特徴です。

モンシロチョウの特徴

日本で見られるモンシロチョウはいくつか種類があり、モンシロチョウと大きめのからだを持つオオモンシロチョウタイワンモンシロチョウ、近縁種にはスジグロシロチョウ・エゾスジグロシロチョウなどがあります。

モンシロチョウの生態

モンシロチョウは2~3匹がひらひらと追いかけあっているのをよく見かけると思います。

モンシロチョウは複数のオスがメスを追いかけて交尾をおこないます。

モンシロチョウのメスは交尾が終わると、アブラナやキャベツの葉の裏に卵を産み付けます。

モンシロチョウの卵

生まれたばかりのモンシロチョウの幼虫は、よくキャベツなどのアブラナ科の植物に寄生して葉を食べつくします。

モンシロチョウの幼虫

生まれたばかりのモンシロチョウの幼虫は、体から短い毛が生えていて、毛虫のような見た目をしています。

こちらは、オオモンシロチョウの幼虫

モンシロチョウの幼虫は4回の脱皮をくり返して大きくなり、よく見る「アオムシ」らしい見た目になります。

そして、大きくなったモンシロチョウの幼虫は、さなぎになって冬を越します。(※暖かい時期は1週間ほどで羽化します。)

無事に冬を越したモンシロチョウのさなぎは、春になると羽化して、また春を迎えることになります。

モンシロチョウの詳しい解説

モンシロチョウは世界中に広く生息しているアゲハチョウ上科シロチョウ亜科に属するチョウの一種で、日本でも3月~11月頃まで長い期間にわたってみる事ができます。

北海道などの寒い地域では年に2~3回ほど発生し、もっと暖かい南の地域では年に7回ほど発生することもあります。

モンシロチョウの幼虫

モンシロチョウの幼虫は約1週間ほどで卵から孵化すると、まずは自分の入っていた卵の殻を食べます。

卵の殻にはたんぱく質が豊富に含まれているので、最初の栄養素になります。

その後は、卵が産みつけられていたアブラナ科の植物を食べて成長し、4回の脱皮を経てさなぎとなります。

モンシロチョウの幼虫は成長するにつれて見た目が変化し、卵から孵化して約2週間ほどでさなぎになるまで成長します。

モンシロチョウのさなぎ

モンシロチョウのさなぎは暖かい時期であれば約1週間ほどでも羽化しますが、冬を越す場合には、数カ月間をさなぎの状態で過ごします。

モンシロチョウの成虫

モンシロチョウの成虫の期間は約2~3週間で、この間に交尾と産卵をおこないます。

モンシロチョウのオスとメスを比較すると、オスの方が全体的に黄色っぽく、前翅のふちの黒い部分が小さめになっていることで見分けがつきます。

モンシロチョウの捕食者・天敵

モンシロチョウは幼虫のころに鳥類やアシナガバチなどの天敵に捕食されてしまい数が減ります。

また、キャベツなどの農作物に被害をもたらす害虫として人間の手によって駆除されることも多いです。

成虫になったモンシロチョウを捕食するのは主に、鳥類やトンボ、カマキリなど、肉食の食性を持つ鳥類・虫から捕食されています。

モンシロチョウの寄生虫

モンシロチョウの幼虫には、アオムシコマユバチという種類の寄生バチが卵を産み付け寄生します。

アオムシコマユバチの幼虫はモンシロチョウの幼虫の体内を食い尽くして成長します。

アオムシコマユバチに寄生されたモンシロチョウの幼虫は死んでしまいます。

野生のモンシロチョウの幼虫の約半数にはこの、アオムシコマユバチが寄生していると言われています…。

また、カイコウノウジバエブランコヤドリバエなどの寄生バエも、モンシロチョウの幼虫に寄生することがあります。

モンシロチョウの近縁種

モンシロチョウ近縁種には、オオモンシロチョウ・タイワンモンシロチョウ・スジグロモンシロチョウ・エゾスジグロモンシロチョウがあります。

オオモンシロチョウ

オオモンシロチョウは、モンシロチョウよりも体が一回り大きく、日本でも分布を広げています。前翅のふちの黒い部分が大きめなのが特徴です。

タイワンモンシロチョウ

タイワンモンシロチョウは、モンシロチョウよりもやや小さめで、後翅のふちにも黒い模様があるのが特徴のです。

日本では対馬と八重山諸島にだけ生息しています、

スジグロシロチョウ

その名の通り、翅に黒いスジをもつモンシロチョウの近縁種で、日本でも広く分布しているモンシロチョウの近縁種です。

エゾスジグロシロチョウ

日本では北海道にのみ生息するモンシロチョウの近縁種で、羽先が丸みを帯びており、スジグロクロチョウよりも小さめのからだを持ちます。

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