アズマヒキガエル:ヒキガエル科ヒキガエル属

カエル

このページでは、「アズマヒキガエル」を解説します!

「アズマヒキガエル:Bufo japonicus formosus」は、東北地方から近畿地方、島根県東部までの山陰地方北部に分布している日本の固有亜種のカエルです。

アズマヒキガエルの概要

アズマヒキガエル」は、その名の通り、東日本を中心に生息している日本ヒキガエルの固有亜種です。

西日本に生息している「二ホンヒキガエル」よりも大きめの鼓膜をもつことが特徴となります。

アズマヒキガエルの特徴

低地から山地の森林地帯やその周辺の草原などに生息し、農耕地や公園、民家の庭などにも広く生息しています。

アズマヒキガエル」の成体は、メスで5~16センチメートル、オスで4~16センチメートル、メスの方が大きめです。

アズマヒキガエルは鼓膜の後ろにある耳腺と、皮膚のイボに「ブフォトキシン」と呼ばれる毒素を持っています。

この「ブフォトキシン」という毒素は、強心作用のある神経毒で、この毒によりアズマヒキガエルは外敵から身を守っています。

アズマヒキガエルの行動

「アズマヒキガエル」は夜行性のヒキガエルで、昼間は石や倒木の陰などに潜んでいることが多く、夜間に活発になります。

「アズマヒキガエル」は水域依存性の低い両生類で、水域を離れて陸地で活動をすることができます。

食性は肉食で、主に昆虫やミミズなどを食べて生活しています。

「アズマヒキガエル」の動きはのろのろと遅く、待ち伏せして長い舌を使って獲物を捕まえて食べます。

アズマヒキガエルの天敵

「アズマヒキガエル」の天敵は、「ヤマガカシ」というヘビである事が広く知られています。

「ヤマガカシ」は「アズマヒキガエル」が持つ毒に対して耐性があり、「アズマヒキガエル」の毒を自分の毒として貯蔵することができます。

アズマヒキガエルの生殖活動

「アズマヒキガエル」の生殖活動は、生息地域によって大きくばらつきがあり、水田、水たまり、池沼などに長いひも状の卵(1,500個~14,000個)を産卵します。

「アズマヒキガエル」の基亜種である「二ホンヒキガエル」との交雑も近年進んでおり、西日本と東日本の境界地域では広く交雑がおこなわれているようです。

「アズマヒキガエル」のオタマジャクシは黒一色で斑紋をもたず、1~3カ月で子ガエルに変態します。

アズマヒキガエルの子ガエルはわずか5mm~8mmしかなく、豆つぶよりも小さいです。

ちなみに、ガマガエル、イボガエルなどと呼ばれることもありますが、呼び方が違うだけですべて「ヒキガエル」の事です。

「アズマヒキガエル」の寿命は10年ほどです。

「アズマヒキガエル」のまとめ

「アズマヒキガエル」は、「二ホンヒキガエル」の固有亜種で東日本に生息しています。

体長5~16センチメートルの有毒種で、「ブフォトキシン」という強力な毒をもちますが、天敵「ヤマガカシ」に捕食されてしまいます。

東日本と西日本の中間地域では「二ホンガマガエル」との交雑が進んでおり、明確な区別がつかないこともあります。

古くから日本で親しまれている「アズマヒキガエル」、ウシガエルと間違えられることもありますが、ウシガエルの方が大型で地色が緑色をしています。

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