ハサミムシの生態と特徴:ハサミムシ目

ハサミムシ

このページでは、ハサミムシの生態と特徴を解説します!

ハサミムシ」とは、その名の通り、おしりの先端に大きな「ハサミ」を持った昆虫の一種です。

ハサミムシの紹介

ハサミムシ」は昆虫綱ハサミムシ目に属する節足動物の一種です。「ハサミムシ」目には、12科に約2,000種が属しています。

ハサミムシ目の中でも特定のグループでは、ごく小さな哺乳類の寄生虫であり、「ハサミムシ」の特徴であるハサミを持たない種もあります。

ハサミムシの概要

ハサミムシは主に夜行性であり、日中はじめじめした岩の下などの隙間に隠れていることが多く、夜になると活発になります。

ハサミムシは成虫になるまでの1年間で5回の脱皮をおこないます。ハサミムシに見られる特徴として、多くのハサミムシの種類では母親が幼虫の世話をおこないます。

卵が孵化した後も、2回目の脱皮が終わるまで幼虫の世話を続けるでしょう。

ハサミムシの生息地域

ハサミムシはアメリカ大陸とユーラシア大陸に広く分布し、森林地帯、畑や民家の近くの荒れ地、石の下や狭い隙間などに生息しています。

日本に生息しているハサミムシで一般的な種は、ヒゲジロハサミムシ、ハサミムシ(ハマベハサミムシ)、コバネハサミムシ(キアシハサミムシ)などが知られています。

ハサミムシの生態

多くのハサミムシは、体長1センチメートルから5センチメートルであり、日本に生息しているハサミムシは3センチメートルほどです。

ハサミムシの体は細長くて平たく、これにより狭い隙間や岩陰に侵入することができます。

オスのハサミムシは一般的にメスよりも曲がった「ハサミ」を持っています。これらのハサミは、捕食、外敵から身を守ることなどに使われます。

ハサミムシの多くは翅をもっており飛ぶことができますが、日本で一般的にみられる「ヒゲジロハサミムシ」と「ハサミムシ(ハマベハサミムシ)」は完全に無翅のハサミムシです。

ハサミムシの生殖活動

ハサミムシは不完全変態であり、4~6回の脱皮をすることで成虫になります。ハサミムシの寿命は約1年です。

ハサミムシは秋になると交配を開始し、約2.5センチメートルのほどの深さの隙間や土の中に巣を作り、メスは20~80個の白い卵を産み付けます。

生まれたばかりのハサミムシは白またはクリーム色ですが、脱皮を繰り返すうちに黒または茶色になります。

ハサミムシの子育て

ハサミムシは子育てを行う、数少ない非社会的昆虫のうちの一種です。ハサミムシの母親は卵が産まれるまで忠実にそれらを守ります。

ハサミムシの母親は卵を真菌から守るために継続的に卵をきれいにします。卵が孵化してからも3カ月間は幼虫の世話をすることが知られています。

ハサミムシの卵は約7日で孵化し、赤ちゃんは母親と一緒に暮らします。生まれたばかりのハサミムシは卵殻を食べ、そのあとに自分の母親を食べてしまうこともあります。

ハサミムシ」は肉食性の強い昆虫で、人家周辺の荒れ地やゴミ捨て場、じめじめした岩の下、海岸で打ち上げられた海藻の下などにも多くみられます。

ハサミムシ」の体長は1.5センチメートル~3センチメートルほどで黒い体色をもち、淡黄色の足をもちます。

もっとも大きな特徴は、しっぽの先端に大きなはさみを持つことで、このハサミによって獲物を捕食したり、身を守ったり、同種間で争ったりすることが知られています。

ハサミムシは、ノミ・コオロギ・アリ・小型甲虫など、さまざまな小型無脊椎動物を捕食し、共食いも頻繁に起こります。

ハサミムシの食べ物

ハサミムシは主に汚れたゴミ捨て場のような場所に多く生息しており、腐敗した動植物などを食べて生きています。

一般的なハサミムシは雑食性であり、植物や熟した果物、またはシラミやハエやアブラムシなどを食べています。

ハサミムシが主に食べている植物は、クローバー、百日草、ダリア、ヒマワリ、セロリ、モモ、バラ、ジャガイモ、トウモロコシなど、トウモロコシを食べる害虫としても知られています。

ハサミムシの捕食者・寄生虫

ハサミムシは、他の多くの昆虫種と同じく、食虫哺乳動物・鳥類・両生類・トカゲ・ムカデ・クモなどに捕食されています。

ハサミムシの主な寄生虫は、ヤドリバエ(寄生蠅)・小さな回虫・寄生真菌などです。

また、ハサミムシは共食いが多く、ハサミムシの幼虫や卵も共食いの対象となります。

ハサミムシの危険性・食害

ハサミムシは日本の多くの場所で見る事ができる虫です。

ハサミムシは毒を持たず、ハサミもそれほど強い力ではないため、人間にとって有害な虫だという研究はありません。

ハサミムシはしっぽに大きなハサミを持ちますが、オスの大きなハサミでさえ、挟まれたとしてもほとんど痛くはありません。

ハサミムシの食害

ハサミムシはアブラムシのような害虫を捕食するので、人間にとって無害なのか有害なのか。意見の分かれるところですが….、

一般的なハサミムシは多くの植物の葉や花びらなどを食べるため、作物に害をもたらす害虫として認められています。

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